シュトゥールライン醸造所はわずか8.5ヘクタールを所有している家族経営の醸造所です。フランケンの革新的ワイン生産者グループ、「トリアス」のリーダー的存在ですがグループの中では最も小規模の生産者。ヴュルツヴルクの近郊、ランダースアッカー村を拠点にシルヴァーナーとリースリングを栽培しています。テロワールを重視しもちろん、除草剤、殺虫剤、化学肥料を一切使用していません。爽やかな果実味にピシッと一本芯の通ったフランケンらしさがしっかりと伝わってきます。鼻腔の奥で感じるジルヴァーナー特有の香りや土味臭さはさほどありませんが、スマートで垢抜けた男性的味香とでも申しますか、ストレートにその美味しさが実感できるワインです。今すぐ飲みたいフランケンなら迷わずこのワインを選びますWeinzer Sommerach der winzerkellerゾンメラッハ醸造協同組合ヨーロッパのハブ空港、フランクフルトのすぐ東。ライン支流であるマイン川沿いにフランケン地方は位置します。ヴュルツブルクを中心としたこの地域は観光地としても日本人にはなじみの深いロマンチック街道の出発地点でもあります。旧西ドイツのワイン産地の中では一番東に位置し、大陸性の厳しい寒暖の差があるこの地域では約1300年もの昔からワインが造られてきました。そのほとんどのワインが写真のボックスボイテル(ヤギの袋)と呼ばれる独特の扁平型のボトルで瓶詰めされ、今でもその伝統が残っています。これは昔狩猟民族であったドイツ人が狩りに行く際に水筒として用いていた羊の睾丸袋の形に由来しており、すでに紀元前400年にはケルト人の墓から陶器として発掘されています。そんな野趣にみちた男性的なイメージの強いこのフランケン地域。味わいも堅牢な酸とミネラルを基調とした骨太なものとなっています。ゾンメラッハ協同組合はドイツではめずらしく世界大戦前の1901年に設立された伝統ある醸造所で、2250名もの組合員に支えられています。近年特に組合員との連携を深め、徹底した収量規制等、品質にこだわる姿勢を明確に打ち出し、数々の栄誉を手にしている実力派の醸造所です。2006年にはドイツのワイン専門誌【ワイン・ヴィルツシャフト(Wine Wirtsschaft)】にて『最優秀協同組合』に選ばれています。
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